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2020/12/14 19:14
マレーシアではすでに品薄?現地の人が健康管理に信頼を寄せるはちみつとは
NHKラジオ第一「三宅民夫のマイあさ!」には「ワールドアイ」という、現地在住の日本人の方が身近でホットな話題をお話しするコーナーがある。つい先日、マレーシア在住のある知人から、共通の知人がそのコーナーで「現地で注目を集める健康法」について話したよとの情報が入った。
「さて?」
さっそく12/18日まで配信中のききのがし配信(プレーヤー | NHKラジオ らじる★らじる)を聞いてみると、その健康法とは「ハリナシバチ(スティングレスビー)の蜂蜜を食べる」というものだった。
健康法というにはシンプルだ。けど、わかる。
私はハリナシバチはちみつを日本で販売していながら、不覚にも現地のコロナの状況や売れ行きなどはあんまりちゃんとフォローしていなかった。高級品のハリナシバチ蜂蜜が一般のマレーシア人に浸透するのはまだまだ先だと思っていたし、その知人が習慣的に食べているなんてことも知らなかった。
コロナの拡大やステイホームで健康への関心が高まったおかげで、ハリナシバチはちみつは普通の蜂蜜の6倍の値段にも関わらず一気に売れて、街では品薄になっているんだとか。ラジオではわざわざ街から離れた先住民のところに買いに行ったというエピソードもあった。
ホテルのお土産コーナーで見たハリナシバチ蜂蜜
さらさらで甘酸っぱい。見てびっくり、食べてびっくり、未来につながるすごいハチミツ
知らない方のためにちょっと説明すると、ハリナシバチは熱帯に生息する針のない小さなハチの仲間。ミツバチとは似ているけどちょっと違うグループ。そのはちみつは、「甘酸っぱくて、さらさら」というリアクションには困らない特徴をもったとっても不思議な蜂蜜だ。取れる場所で味も様々。ラジオで言っていた先住民の蜂蜜はきっとジャングル100%蜜みたいな感じなんだろう。食べてみたい。
現地ではマドゥ(Madu=蜂蜜)・クルルッ(Kelulut=ハリナシバチ)という名で知られている。もともとは先住民や、一部の人だけが知る「森のお薬」のような存在に、最近になって科学の光が当たった。お薬といわれるだけのすごいことがいろいろ明らかになり、養蜂ができるようになって生産量も増え「マレーシアNo.1スーパーフード」として5、6年で一気に脚光を浴びてきた。
高額な値段がネックだったものの、コロナへの不安がそれを吹き飛ばしたようだ。
(はちみつについて、詳しくはこちら。POT HONEY ハリナシバチの甘くてすっぱいミラクルハニー | 蜜林堂 MITSURINDO (thebase.in) )
ハリナシバチ蜂蜜は、今年(2020年)の初めに、交通事故で入院してしまったバドミントンの桃田選手に、マレーシア政府がお見舞いに送ったことで、日本でも少し話題になった(ちなみにそのときテレビの電話取材も受けた)が、このことはいかに現地での信頼が厚いかを示している。そのときはマドゥ・ケルルートという読み方で紹介されてしまったが、正しくはクルルッ、あるいはケルルッ。でも隣のインドネシアでは違う呼び方だから、ぜひ日本語でハリナシバチと覚えてほしい。
ちなみに、日本で東南アジア産を4種類も扱っているのは蜜林堂(蜜林堂 MITSURINDO (thebase.in))だけだ。物好きと思わないでほしい。体にも自然にも優しいし、話題のSDG'sにもたくさんかかわる未来につながるハチミツだ。何より全部おいしくて個性的。
そして現地で品薄でも、日本には在庫がある!ぜひ試してほしい。
それにしても、知人曰く「疲れが残りにくくなって、体が軽くなった」と。疲れはともかく、長年ダイエットに苦戦し続けていた知人の体が軽くなったのであれば、それはスーパーフードに違いない。